鴻池朋子を観にアーティゾン美術館へ。 彼女の作品は、彼女の中の詩がそのまま出ていな いのがいいと思っている。自然やら命やらをテーマに、 すごく深く繊細に大事にコンセプトを練っているのに、 作品はダイナミック(いわば大味)。 動物の皮や毛皮とかをどでかく使ってみたりするのが、 なんでこうなったの感があって興味深い。イラストも同様、 筆致に繊細なところを見てとれるんだけど、 作品全体で見るとデフォルメが際立つ。ギャップ萌え。 あちこちで見るおなじみの作家ではあるけれど、 展示方法からも作品からも新しさを感じられたのがよかった。
「第58回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展 日本館展示帰国展 Cosmo-Eggs|宇宙の卵」も観た。時間なくてちょっとしか観なかった。いろいろやっていたっぽいのだが、 コンセプト先行で形だけではパッとわからない。 私はそういう作品はあっていいと思う派だけど、 キャプションちゃんと読む時間なくて鑑賞を断念。 斜め読みしかしてないけど前提知識として「 万博での作品展示とはどういうことか」 も知ってから行ったほうがいいっぽい。
これを書いている現在はもう展示終わっちゃったので、 これについては永遠に謎のままになってしまった。 もう夜しか眠れない。