この騒動でなきゃ行かなかったであろう、 ウィーンフィルウィークインジャパン。 なんでかというと通常時のチケット戦争がダルいからである。 このご時世でギリギリに決まり、 おそらくこのご時世によってチケット余りもあったので行けた。
プログラムは以下の通り。
結論としてめちゃくちゃうまくて良かった(ひでえ感想だ)。 各楽器の音の解像度が高くて情報が多い。 2ndFgの音とかがバシバシ聞こえてくるとこんな響きになるん だな。聞かせる、 というか客の耳をこじ開ける演奏があることを初めて知った。
オーケストラのサウンドの充実はさることながら、 指揮のゲルギエフが面白かった。昨年、 マリインスキーとの来日時にマゼッパを聴いたときは「棒が短け~ 」「Youtubeと同じ震え方だわ~」って思ったんだけど、 ゲルギエフの棒はそれよりも2拍目以降がどっかいっちゃってると ころが見どころだと思う。勝手にやれってことなのか、 でもそれで音楽を運べるウィーンフィルはすごい。かと思えば、 ソロをめちゃくちゃ管理する棒を振っていたり( 自分がソロ奏者だったらやだな~やりづらそう)。 私のリテラシーだと動きから意図が全然わからんくて、 わからねえのが良かった。今度指揮の先生に聞いてみよう。