ベーコン

燻製の豚肉です

なんかお弁当

ゆるふわ会社員のつもりだったが最近はだいたい一日12時間くらい働くハメになっている。それでも週に半分定められている出社日には、お弁当を作って持って行く。どうでもいい日の昼食代を浮かせてその分を趣味である観劇のチケット代に充てたいからである。とはいえたぶん収入が倍になって、金はあっても観劇する時間が足りない!ということになっても同じことを言ってお弁当を作ると思う。食事を作ることと箱に物を詰めることが好きだからだ。

実家を出て3年目となり、各家事と自分の性質との相性、向き不向きがわかってきた。もちろん、気力が湧かずなにもできない日もあるという前提ではあるが、料理はまあまあ好きである。料理においては、なにをどうやって作るか考える(「おいしいものを作る」だけでなく場合によっては「効率的に」「とにかく速く」「あえて複雑に」「新規性」などテーマをもって考える)、それを実行する、というプロセスが楽しい。あと、作ったものは食べたらなくなるのが良い。かつ、栄養を摂るという生命に必須の行為に直結する作業なのも良い。料理をしている時間は完全に自分のための時間である。ちょっとくらい部屋が散らかっていても人は死にはしないが、栄養を摂らないと死ぬ。そういうわけで、「食べ物買ったら済む」みたいな状況下においても料理をし、出勤時にはお弁当を作って持って行く。

 

⬛︎弁当箱について

100均に売っている、なんてことないタッパーを愛用している。溝が少なくて洗いやすいし、ダメになってもすぐ捨てられる。会社の撮影の小道具だった、ちゃんとしてる弁当箱を譲り受けて使っているときもあったが、ちゃんとした弁当箱はそれなりに重く持ち運びに不便だった。また、帰宅後に弁当箱を洗うのを忘れたまま翌日を迎えた時にお弁当を作れないことも多々あったが、開き直って複数のタッパーで回すことにしたら解決した。

 

⬛︎何を詰めるか

何をどうやって作るか考えるのが楽しいと述べたが、朝寝ぼけた頭で何を作るか考えるのは普通に無理なので、ある程度メニューを決めている。米となんかの肉となんかの野菜、余裕があれば卵を焼いて入れる。なんかのお弁当である。

 

⬛︎下準備

米はあらかじめ多量炊いて、タッパーに詰めた状態で数個冷凍しておく。また、なんか肉の炒め物もお弁当用に作ってストックする。それができない場合は冷食のおかずを買っておく(唐揚げが大容量でよい)。

 

⬛︎弁当ができるまで

朝起きて顔を洗ったら米をレンジでチン。その間に「なんか野菜」を処理する。野菜をちぎって塩を振って、お弁当調理用の小さなフライパンで熱して蒸し野菜にする(葉物野菜かブロッコリーが多い。皮を剥いたりしなくてよいもの)。米が解凍できたら、入れ替わりで「なんか肉」をレンジで処理。冷食か冷凍保存しておいた肉おかずを解凍する(夕飯の残りなどをメインおかずにして詰める場合はこの作業はスキップされる)。その間に野菜を詰める。肉が解凍できたら肉を詰める。ここまでだいたい10分程度でできる。

心に余裕がない場合、野菜を蒸したフライパンで卵を焼く。心に余裕がない時のほうがちゃんと料理めいたことをして自分を大切にした気持ちになりたいからだ。弊社はフレックスなので、特にアポがなければちょっとくらい遅くなっても問題ない。メンタルの状態を加味して卵を焼くかどうかを決めている。卵を焼くと弁当作成完遂まで15分程度である。

 

⬛︎その他

・箸は割り箸だと気が楽

・作った弁当の置き忘れや、会社での食べ忘れに注意

・夏場は保冷バッグと保冷剤を用いる